砕石事業部
古田 力斗
(砕石事業部丸子工場 重機オペレーター)
「昨日より今日、今日より明日」先輩から教えてもらった仕事への向き合い方が、やりがいに繋がっています。
中学生のときに復興を目指す現場を目の当たりにし、自分も人の役に立ちたいと思ったという古田さん。高校卒業後に選んだ進路は重機オペレーターという道でした。
Q.SHIOSAWAに入社しようと思ったきっかけを教えてください
2019年、長野を襲った台風19号で、僕の住む東御市の海野橋が流されました。当時中学生だった僕は、通学にも使っていた橋がなくなって不便な思いをしていた一方で、24時間体制で工事にあたっている様子を「かっこいいなあ」って思いながら眺めていたんです。それがきっかけで自分も人の役に立つ仕事がしたいと思うようになりました。子供の頃から大きな乗り物が大好きで、いつか乗ってみたいという憧れもあったので、高校3年生の夏休みに塩沢産業の会社見学に参加しました。そのとき初めて重機に乗らせてもらった衝撃は、確実に入社を後押ししましたね。
Q.現在のお仕事を教えてください。
出勤して現場の山に向かい、発破作業で崩した岩をダンプへ積み込む、という作業を担当しています。最初は何もわからないところからのスタートでしたが、3ヶ月くらいの訓練期間があり、そこでしっかり基礎を学びました。
Q.業務に必要な資格は働きながら取得されたのでしょうか?
そうですね。入社して1年で5つの資格を取得しました。でもそれで終わりじゃなくて、さらにレベルの高い資格もたくさんあるので、チャレンジしていきたいです。
あと僕は3月生まれで、高校在学中に普通免許が取得できなかったんですね。でも入社後に業務を抜けて教習所に通うことも積極的にサポートしてくれたので、無事に運転免許を取ることもできました。
Q.仕事で大切にしていることはありますか?
考えることです。今現場で一緒に仕事をしているベテランの先輩からいろんなことを教わっているのですが、先輩はよく僕に「重機を動かすだけなら誰でもできる。だからちゃんと考えなさい」って言うんですね。それは流れ作業として仕事をするのではなく、どうやったら効率がいいか、時短になるかということを考えながら仕事をするということなんです。先輩が今でも「昨日より今日、今日より明日」って考えながら仕事をしていると知って、この仕事のおもしろさややりがい、奥深さを感じます。
Q.職場の雰囲気はどうですか?
とてもアットホームで、壁がないと感じます。先輩や上司もみんな僕の目線まで下がって向き合ってくれるので、相談しやすい空気があります。仕事のことはもちろん、それ以外の何でもないことも話せるし、いい意味で気を遣わない関係を築かせてくれているなとうれしくなります。
Q.どんな人がこの仕事に向いていると思いますか?
何事にも好奇心を持っている人ですね。僕が今ここにいるのも、海野橋の工事を「どんなふうに改修していくんだろう」って見ていた好奇心から始まっていますし、その気持ちがあると「自分もやってみたい!」という気持ちになっていくのではないでしょうか。
Q.今後の目標はありますか?
はやく一人前になって、誰が見てもすごいって思うようなオペレーターになることです。そして会社の力になれるような、人の役に立てるような人間になりたいですね。